自宅療養時の食事について
新型コロナウイルス感染者が増加し、病床が逼迫しています。
やむを得ず自宅療養を強いられる方が増えています。
残念ながら陽性となった場合は買い物にも行けなくなる為、
日用品や常備薬、食料品はあらかじめ準備しておくことが大切です。
今回は新型コロナウイルス感染や風邪により、自宅療養となった際に必要な食料品や、
療養中であっても簡単に栄養補給が出来る食事についてご紹介します。
常備しておきたい食品
・飲料(水、お茶、野菜ジュース、スポーツドリンク等)
・インスタント食品(カップ麺、みそ汁、スープ等)
・レトルト食品
・主食となる物(パックごはん、冷凍ごはん、冷凍うどん、乾麺等)
・缶詰(ツナ缶、サバ缶、果物の缶詰め等)
・冷凍食品(冷凍野菜、冷凍果物も含む)
・栄養補助食品
※これらは災害時にも必要となる食品です。「いつの間にか期限が切れていた!!」となりがちな
非常食ですが、消費しては補充し鮮度を保つ事でいざという時に安心して食べることが出来ます。
発熱、咳がひどい時の食事のポイント① ~水分補給~
発熱や咳で息苦しくて食事が喉を通らず、何も食べずにいると脱水が進み更に危険な状態となってしまいます。食欲が無くても水分、電解質が摂れる経口補水液はこまめに摂取しましょう。
★経口補水液
★経口補水液の作り方
水 500ml
砂糖 15g
塩 1.5g
レモン汁 大さじ1
これらを混ぜるだけで完成。
─注意─
※日常的に飲用するための物ではありません
※塩分、糖分が含まれている為、食事療法をしている方は必ずかかりつけ医師の指導に従って下さい
※保存には向きません。その日のうちに飲みきるようにして下さい
発熱、咳がひどい時の食事のポイント② ~栄養補助食品~
食欲が無く、激しい咳や呼吸苦があり、食事が喉を通らない場合は少量で高エネルギー、たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルをバランス良く補給出来る栄養補助食品がお勧めです。
ドリンクタイプ以外にもプリンやゼリー、ジェル状の物など飲み込みやすい形態の栄養補助食品もあります。
これらはスーパーやドラックストアで購入出来ます。
★感染症に負けない体を作る★
現時点で新型コロナウイルスの特効薬や、これを食べれば改善するといった食品はありません。
ウイルスと戦うためには日頃からバランス良い食事をし、体を温め、腸内環境を整える事が大切です。
腸内環境を整える事が免疫力を高める事に繋がります。
●免疫力を上げる為に~生活編~
運動して体温を上げる・深呼吸する・たくさん笑う・良質な睡眠をとる
●免疫力アップ~食事編~
良質なたんぱく質・根菜・キノコ・ショウガ・野菜(ファイトケミカル)・発酵食品
発酵食品を食べる時のポイント
・継続的に摂取する
(発酵食品を食べると腸内細菌類が3~4日間活性化します)
・食物繊維と一緒に食べる
(食物繊維は善玉菌の餌となる為、発酵食品の効果を最大限に引き出してくれます)
★レシピ紹介★
ヨーグルトぬか漬け
♦材料♦
・ヨーグルト 400g
・塩 20g
・きゅうり、セロリ、人参
お好みの野菜 各2本
♦作り方♦
①ヨーグルトに塩を混ぜ、保存容器に入れる。
②野菜に少量の塩をまぶし、①に漬け込む。
③冷蔵庫で浅漬けなら一晩、しっかりした味が好みなら2~3晩漬け込む。
Memo管理が難しいとされるぬか床が無くても簡単に作れます。 |
カブとショウガのスープ
♦材料♦
・カブ又は大根
(冷凍大根卸しでも可) 400g
・ショウガ お好みで
・水 お好みで
・白だし お好みで
・水溶き片栗粉 適量
♦作り方♦
①鍋にカブ又は大根を入れやわらかくなるまで煮込む。
②白だし、ショウガを加える。
③水溶き片栗粉でとろみを付ける。
Memo体調不良時に簡単に作れるメニューです。ショウガが体を温めます。 |