コロナ後遺症;日本のデータが出ました
コロナ後遺症の患者さまが連日お越しになります。日本のデータが出ましたので紹介いたします。(厚生労働省研究班のデータを抜粋)
コロナ後遺症の定義は?
「感染から3カ月経った時点で、少なくも2カ月以上持続していた症状」
このように定義されます。
今回のデータの背景(母集団)は?
東京都品川区、大阪府八尾市、札幌市に在住する方、約19万5000人(小児は約11万人、その他は成人)
にアンケートをとり調査を行った。感染者と非感染者を含むデータである
感染した方の中で後遺症を認めた割合は?
・成人の12~24%に後遺症を認めた。
・小児は約6%であった
⇒小児は後遺症の割合は明らかに低いことが分かりました。
ウイルスのタイプ(型)で後遺症の割合は変わるの?
・アルファ株・デルタ株(流行初期のタイプ、現在は少ない);28.5%
・オミクロン株(現在主流のタイプ);12~17%
⇒現在流行しているタイプは流行初期に比べると後遺症が少ない。
ワクチンをあらかじめ接種すると後遺症はどうなった?
成人・小児ともに、未接種者より後遺症が出た割合が低かった。
コロナ後遺症の症状は多彩です。
・疲労感
・倦怠(けんたい)感
・関節痛
・息切れ
・集中力低下
・嗅覚(きゅうかく)や味覚の障害
日常生活に少なからず影響を与えます。
やはりワクチンが後遺症を防ぐ最大の武器でしょう。