ふなこし内科・循環器内科

福岡市中央区笹丘1-4-12

筑肥新道沿い 駐車場4台 (近隣コインP補助あり)

092-722-2754

受付:9時〜17時 (金曜/土曜午後・日曜祝日休診)

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年末年始の診療体制について(29日~5日まで休診) コロナワクチン接種を開始しました インフルエンザ予防接種開始しました(コロナワクチン同時接種も可能) 看護師さん(パート、金曜日・土曜日の午前診療のみの勤務)を募集しています。

お知らせ

食事指導の一例です。

当院は生活習慣病に対して食事指導を行っております。国家資格を持つ管理栄養士がしっかりとサポートいたします。

以下はある患者様に対する食事指導のレポートです。細かいところまでしっかり指導を行うように心がけています。
生活習慣病の治療は薬も重要ですが基本は「日々の食事」です。参考になればと思います。

【院長から栄養士への指示】
高血圧、脂質異常症で通院中。下記成分内容で指導をお願いします。内服はしっかりやれています。
1日の摂取量はエネルギー量1500kcal、たんぱく質50g、脂質36g、炭水化物195g、塩分6g未満とする。

【指導】
(患者背景)
75歳女性。身長150cm。体重60kg。BMI 26.6。
現在1人暮らし。次男さんがすぐ近くに住んでいる。週に2日デイケアに行っており、お話しや活動を楽しまれている。朝食はパン食、ご飯食半々。
パン食の日はバター、はちみつをかけて焼き、生野菜をたっぷり食べる。ご飯食の日はみそ汁、納豆。昼食はうどんやパスタ、パンなどに残り物を食べる。
汁は飲まない。夕食はご飯、魚の煮つけや豚しゃぶ、焼き肉など。酢の物が好物でよく食べる。間食はナッツやポテトチップス、甘い物などあると食べてしまう。飲酒、喫煙習慣なし。
足を痛めて歩くことが億劫になったが、買い物へは頑張って歩いて行っている。

(指導内容)
お話しを伺うと昼食は簡単に済ませてしまうことが多く、麺類やパンなど塩分が多く含む物をよく食べていらっしゃるようだった。
今回は1日の食事の内容を確認し食品に含まれる塩分の量や減塩でも美味しく食べられる工夫など、当院資料を見ながらお話しを進めた。(リーフレット配布)
また、高齢者はタンパク質が不足しがちなため、意識して肉、魚、大豆、卵類を摂るようにお話しした。

塩分制限(6g未満が適切であると伝えた)について
1) 主食はパン食、麺食よりご飯食にするようにしましょう。
2) みそ汁は1日に1杯で具沢山にしましょう。
3) しょう油やドレッシングなどの調味料はかけるよりつけるようにしましょう。
また、1度味見をしてみて必要な場合のみ足すようにしましょう。
4) 干物やウインナーなどの加工食品より旬の食材を取り入れましょう。
5) なるべくたくさんの種類の野菜やきのこ、海藻類を積極的に摂り、体内の塩分を排出しましょう。(1日350g生野菜で両手にいっぱいになる量が目標です)
6) レモン汁や酢などの酸味を生かし、減塩でも美味しく食べられる工夫をしましょう。
7) 市販のだしの素より、天然の出汁をとるようにしましょう。
煮物は出汁や食材の旨味を生かして醤油を少なめにするように心がけましょう。また、煮込んだ後、冷めていくうちに味が染み込んで美味しく仕上がります。時間をかけて冷ますのがポイントです。
8) 漬物は少量で多くの塩分を含みます。量を減らし、食べ過ぎには注意しましょう。
また、麺料理は一品料理になりやすく(バランスが偏りがち)、塩分も多く含むので気を付けましょう。

上記8点を指導した。標準体重は49.5kgです。
間食の食べ過ぎには気を付けてこれ以上体重が増えないように気を付けましょう。
R6.6.18(指導時間15時10分~15時40分  管理栄養士 ●●)

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