マスクの効果を検証してみる
「マスクを装着するのはあたりまえ」コロナが流行してからこのように言われています。最近ではマスクが装着物(服、下着、装飾品)の一部となった感覚です。外出の際はマスク装着している感覚がないと違和感を覚えるのは私だけでしょうか。
コロナの位置づけが第五類に変更されマスクに対する規制もなくなります。個人の判断に委ねられるのです。とは言いましても当院には一定の割合で感染症の患者さまがお見えになります。よって原則、マスク装着をお願いしていきます。
前置きが長くなりましたがコロナに対するマスクの効果って科学的に検証されているのでしょうか?あるのです。結果から述べますとやはり一定の効果はあります。現時点で約80本程度のマスク有用性を検証した論文が発表されています。
その結果を簡単にまとめますと
①一週間マスクを装着するとそうでない方に比べて感染のリスクが15%程度低下する。
②さらに一週間装着した場合、リスクはさらに10%程度低下する。
やはり効果はありますね。
その結果を認識しつつ「適材適所」、しかるべき場面ではマスクに頑張ってもらいましょう。
例えば以下のような状況、
・屋内(混雑した、もしくは換気が悪い)の公共スペース。
・重症化リスクを有する方は状況によってはこれまで通りの装着。
小生は5月ごろにまたコロナが増えると予測しています。数年ずっと周期的に流行を繰り返すのです。時期によってはマスクの重要性が増すかもしれませんね。