ふなこし内科・循環器内科

福岡市中央区笹丘1-4-12

筑肥新道沿い 駐車場4台 (近隣コインP補助あり)

092-722-2754

受付:9時〜17時 (金曜/土曜午後・日曜祝日休診)

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コロナワクチン接種;提供中 年末年始の診療体制について(29日~5日まで休診) 看護師さん(パート、金曜日・土曜日の午前診療のみの勤務)を募集しています。

お知らせ

低栄養について

「体重が最近減るんです」
「風邪をよく引きます」
「息切れがします。体力が落ちたような気がします」

患者さんからそのような訴えをよく聞きます。

年齢のせいかな?
病気が隠れているのでは?

私ども医者はまずそのように考えます。

しかし私は高齢者の場合は「低栄養」かも?
必ずそう考えるようにしています。

(低栄養とは)

低栄養とは、体に必要なエネルギーとたんぱく質が足りなくなることによって、健康を維持するために必要な栄養素が欠乏する状態のことです。
高齢者はものを上手に食べれなくなる、食自体が細くなる、偏ってしまう、消化機能が落ちたりすることで容易に低栄養に陥りやすいのです。

(低栄養の何がいけないのか?)

低栄養があると以下の状態に陥りやすくなります。

・免疫力が低下して病気にかかりやすい
・筋肉の量や筋力が低下
・骨量が減少して骨折の危険が増える
・気力の低下
・認知機能の低下

(低栄養をどのように見つけるのですか?)

Body Mass Index(BMI、体格指数)や体重の変化、血液検査などで判定が可能です。

BMI

BMI=「体重(kg)÷(身長(m)×身長(m))」で計算します。
高齢者でBMIが20以下の場合は低栄養の可能性があります。
また「体重が6カ月間に2~3kg減少」「1~6カ月間の体重減少率が3%以上」これらにあてはまる場合も低栄養に陥っている可能性があります。
ちなみにBMIが25以上の場合は「肥満」となります。

血液検査

血清アルブミン値が3.8g/dl以下の場合や血中コレステロール値が150mg/dl以下の場合も低栄養状態を疑います。

以上、低栄養について説明しました。
低栄養を防ぐ食事については2022年のコラム「高齢者の食事と栄養補助食品」をご覧ください。

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