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看護師さん(パート、金曜日・土曜日の午前診療のみの勤務)を募集しています。
むくみ外来
むくみとは
日常診療の現場でよく遭遇する「むくみ」。いろんな原因があります。
むくみは体の中の水分の分布の割合に変化をきたした場合に生じます。具体的には下の図をご覧ください。
細胞と細胞の隙間の部分を「細胞間質」と言いますが何らかの原因でこの部分の水分量が増えることで浮腫(むくみ)が生じます。
むくみにもいろいろ種類があります
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圧痕ありのむくみ
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片方だけのむくみ
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両側性のむくみ
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足の感染によるむくみ
むくみが生じる場所は足だけではありません
- 体幹(胸、背中など)
- 手(特に指)
- 顔面(特にまぶたや唇)
むくみを引き起こす原因と代表的な病気について(★は早急に医療機関の受診が必要です)
① 血管の中の圧力が上昇することで細胞間質に水分が血管からしみ出す。
- 心不全(心臓の働きが低下する)★
- 腎不全(腎臓の働きが低下する)
- 下肢静脈瘤
- 深部静脈血栓症やお腹の中の病気(子宮筋腫、子宮体癌など)
② タンパク質の一つ、アルブミンの血管内の量が減少すると血管の中の圧力(浸透圧)が低下します。 そうなると細胞間質に水分が血管から滲み出しやすくなり浮腫(むくみ)が生じます。
- 栄養失調
- ネフローゼ症候群(腎臓からアルブミンが漏れてしまう)
- 肝硬変(肝臓でアルブミンの生産が低下している)など
③ 何らかの原因で必要以上に血管からしみ出し状況に陥り、細胞間質の水分が増える
- アレルギー反応(血管運動性浮腫)★
- 膠原病
- 内分泌の病気(特に甲状腺の病気)など
④ リンパ管の閉塞
医学的手技(手術や放射線治療)によってリンパの流れが停滞することで起こります。(リンパ浮腫)
⑤ 長時間同じ姿勢でいること
長時間の立ち仕事や座位は重力の関係で下肢に水分が貯まり、むくみの原因になります。
このように浮腫(むくみ)の原因は様々です。
当院では問診、診察に適切な検査を組み合わせて原因を特定し、適切な治療を行っています。
こちらもご覧ください
診察から治療までの流れ
① 問診
- いつから認めるのか?
- 一日の中で腫れやすい時間帯は?
- 腫れる場所は?左右対称か?
- 痛みやかゆみはあるか?
- 他の症状はあるか?(発熱、息切れ、胸の痛み、関節痛など)
- 職業は?
- 内服している薬はあるか?
- (女性の場合)生理や閉経と関係あるか?
② 身体所見の把握
腫れの特徴を把握(左右対称性、色調、指で押した際の戻り具合(圧痕の有無)など)
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圧痕ありのむくみ
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片方だけのむくみ
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両側性のむくみ
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足の感染によるむくみ
一般的な全身の診察
全身をくまなく診察し診断に参考となる異常所見の有無を確認します。
(例)
- 眼球結膜の色調(貧血の有無が推測できます)
- 前頸部の腫れ、眼球の突出(甲状腺機能異常の存在が疑われます)
- 肺の呼吸音の異常や心臓の雑音(肺や心臓の病気が隠れているかも)
- 足の表面に怒張した血管がある(下肢静脈瘤が疑われます)
③ フローチャートを用いて原因の検索を予測
④ 必要な検査を行い診断
- 一般採血
- 特殊採血(甲状腺機能、炎症反応検査、膠原病の検査など)
- 検尿
- 胸部レントゲン
- 心電図
- 心エコー
- 腹部エコー など
⑤ 必要な治療を決定
- 生活習慣の改善(立ち仕事を控える、塩分を控えるなど)
- 弾性ストッキングの着用など
- 利尿剤の使用
- 特別な治療(貧血、甲状腺の機能異常、炎症や感染、血栓症、血管運動性浮腫など)
受診について
直接の来院でも構いませんが予約をお入れいただくと比較的待ち時間が短くて済みます。
予約はインターネット、お電話のどちらでも可能です。
病状によっては初回の受診に加えて数回の通院が必要となる可能性もございます。ご了承ください。