息切れ外来
息切れについて
息(呼吸)が苦しくなるのが息切れですが、健康な人でも、走ったり階段を駆けのぼったりすると、息切れは自覚します。
しかし、ちょっとした動作や安静時にも息切れを起こすのは問題です。呼吸をつかさどる肺の異常をまず考えますがそれ以外にも心臓や血管の病気、そして血液の病気など原因は様々です。
また最近ではコロナウイルス感染から社会復帰できたにもかかわらず息切れや咳・痰が長期に渡り持続する症例が増えています。コロナ後遺症です。当院では漢方薬も使用しながら一日でも早く患者さまが心配なく社会生活を送れるよう努力しております。
あなたの息切れの程度を具体的に表現してみましょう
「MRC息切れスケール」が一般的に用いられます。Grade0から5までの6段階で示され5に近づくほど息切れが重篤になります。
皆さまの症状はどれにあてはまりますか?
gradeが高い(症状が強い)ほど病気が隠れている可能性があります。
また、これまで出来ていた動作がしんどく感じるようになった場合(gradeが上がる)も要注意です。遠慮なく当院にご相談ください。
息切れを引き起こす原因と代表的な病気について
診断から治療までの流れ
① 問診(いつから?どんな時間帯に生じる?動作と関係ある?胸痛、咳など他の症状の有無は?)
② 診察(肺や心臓の音。むくみの有無など)
③ 検査(必要であれば以下の検査を組み合わせます)
- 採血
- レントゲン検査
- 心電図
- 超音波診断装置
- 運動負荷試験 など
④ 治療
問題が見つかればそれぞれに対応した専門的な治療を開始します。
(例)
・肺の病気の場合;気管支拡張薬、咳止め、去痰薬、抗アレルギー薬、漢方薬
・心臓の病気の場合;利尿剤、降圧薬
・貧血;鉄剤やビタミン剤など貧血を改善させる薬。
上記はほんの一例です。必要であれば総合病院の専門外来へ紹介を行っております。
受診について
直接の来院でも構いませんが予約をお入れいただくと比較的待ち時間が短くて済みます。
予約はインターネット、お電話のどちらでも可能です。
病状によっては初回の受診に加えて数回の通院が必要となる可能性もございます。ご了承ください。